価格は価値との交換
2年前に営業本部に異動してから、販売やマーケティング分野に関しての研修をいくつか受けた。
その中で講師が言っていた、価格は価値との交換という言葉が印象深い。
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研修を受けさせてくれた会社には申し訳ないけど、わたしは仕事よりもプライベートでこの言葉の意味について考えてしまう。
iPhone14pro、ロエベのパズルバッグ、ヨックモックのシガール抹茶味、、、
それぞれに魅力を感じるけれど、もっと簡単に手に入るもので十分わたしは満たされるから、価格と価値は=とならない。今の生活には必要ないもの。だからわたしは購入しない。
けれどもこれから先、スマートフォンの最新機種、ステイタスを感じるブランド品、限定販売の季節のお菓子が欲しくなる瞬間はきっとくる。
その時の自分はきっと、良い暮らしを追い求める最中で、今の延長線上でもっと自分を愛していて、毎日を幸せにする選択肢の一つとして、価値あるものを手にしたいと思っているはず。
顧客にとって価値のある商品を提供して、対価を得る。これが営業。
わたしが顧客なら、価値を感じる商品を見つけて、相当の価格を払えば手に入れることができる。
お金で買えない価値もこの世の中にはたくさんあるし、何となくそういうものの方が高尚で豊かなイメージがある。
でも、お金を出せば交換できる価値をもっとたくさん認めて、頑張れば手に入れることができる楽しみを増やすのは、なんだかんだ幸せなんじゃないだろうか。
その体験を増やすことが、幸せや価値について考える経験値となるし、物事をはかるものさしになるかも。
流行に敏感な誰かが言ってたとか、今メディアで話題とか、そういう情報には流れされないでいたい。
だけど、高価でもいいなと思うものを見つけたら、今のわたしは未来の自分を否定しない。
価格に見合った価値を見いだす自分を、楽しみに待ってる。
▽570円<アイス3個分の幸せ